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自宅で花嫁さんになる 自宅前撮り 自宅結婚式
結婚写真をはじめる人へ
ウエディングフォトをはじめるひとへ
写真を撮る人 三澤武彦
第一章
どのくらい本気ですか?
このシリーズは2008年頃、自分のブログに書いていたものです。
当時、夢なかばに事務所をやめてゆくスタッフが二人いて、その娘たちにちゃんと話が出来なかったと思い、写真を撮る者の心得をここに書き記して伝えました。
ときおりいらだちまかせの文章や、嫌味っぽいところもありますが、できるだけ当時の原文のまま載せています。これを書きながら当時自分もいろいろなことを振り返っていました。
ここに書いてあることは、結婚式の写真をはじめる人と言うよりも、創作をはじめる人に向けているのだと思います。全部で九章まであり長いですが、どうかおつきあいください。
三澤武彦
1996年からフリーで結婚式の写真を撮る仕事をしています。
こんな仕事をしていると年に数人、
「ウエディングフォトが撮りたいんです。」と、やって来る若者がいます。
個人的にそういう人が現れるのはとてもうれしい。
自分と同じ仕事を目指してくれる人がいる。
おお!なんて素晴らしいんだ!
だから、自分の知ってる「写真で生きること」を話すわけですが、話しているとそのうち、だんだん話がすれ違いはじめて、ボクの頭の中に???が浮かんでくる・・・それで、相手に試しにこんな質問をしてみる。
「屋号はもう決めてるの?」・・・その真意は本気かということなんだけどね。
どうも、そういう風に写真をやりたい訳じゃないらしい・・・
そうなると、ボクの気持ちは一気にトーンダウン・・・
「そうだね、楽しく写真撮れればいいよね。」
でも内心、来るとこまちがってると思ってる。
俺、本気だもん、本気じゃなかったら、ウチなんか何も参考になることなんかないよ。
結婚式の写真は、写真の世界の中でも、思い切り取っつきやすい分野で
そのおかげで、もの凄くレベルにも差があって
取っつきやすい分だけ、写真の世界では低いレベルに見られがちで
でも、実際撮ってる仕事は、人の歴史を撮るというすごい事してるわけで
それに気付いている人は案外少なくて
だからそれを伝えたくてがんばってるわけで
目指すからには、もっと本気でかかってきて欲しいと思うわけです。
まず、屋号を決めてみてください。
あなたが、その屋号を使うのは実際には何年か先になるかもしれないけど
屋号を決めて、腹くくって覚悟を決めて挑んでみて下さい。
この仕事で生きてゆくって。
写真を撮って生きてゆくって。
頼むわ。